JOURNAL

2024.08.01

_雑記

場をはじめていきます

年始の目標で「はじめていく」年にしたいと書いたのですが、兼ねてより検討していた「場をもつ」ことを決心しまして、ようやくはじめていくぞ、という段階になりました。
単にオフィスを持つということではなく、実はここ何年も売買・賃貸・職住一体・事務所物件・地域・事業内容など含め、あらゆる可能性を考え物件を見続けていました。もはや不動産屋さんで働けそうと思うほど色々学び(実際それほどではありませんが)、理想を追求しつづけるとどんどん時間が過ぎていくことにも気づき、まずは「はじめよう」と思うに至りました。
出会いがあったのは、住んで7年経つ京都の大山崎町のとても小さな木造の一軒家です。
ここでデザイン事務所であることはもちろんなのですが、もう少し有機的な場づくりをしてみたいと思っています。純粋にデザイン事務所となると、仕事関係の方しか訪れることがないため、様々なことができる空間をつくり、まちに開いた場所にしたいと思っています。小さな場所ではありますが、物販でも、飲食でも、イベントでも、教室でも、なんでもできそうな余白のある場所になればと考えています。
とはいえまだ全然詳細が詰められておらず、詰めないままに走り出しております。
仕事では、ビジョン、コンセプト、それらに基づいた事業計画…と綿密に考えながら伴走させていただくのですが、あえてやりながら考えるスタイルを取ってみようと思っています。
最近はPDCAサイクルに加え、AARサイクルというものが提唱されています。環境変化がめまぐるしい中で、ある程度の見通しがたったら好奇心を元にまずは挑戦してみる。そして評価するのではなく、少しずつ修正しながら行動を繰り返していく…というもので、いわばPDCAサイクルをより柔軟に、見切り発車でも良いからとにかく行動をしてみることに比重をおいたものだと私は解釈しています。社会教育を学ぶ夫からこの話を聞いた時に「そうそう、そういうことだ」と腑に落ちました。
計画を立て、綿密にシミュレーションを行うと、難しいのでは…?という判断になることも多く、実際に私も物件探しにおいて度々難しいという判断に至り断念していました。結局行動しない限りは、知識は増えたとしても特に変化がない中で、「まずはやってみる」そして「やりながら考える」ことにトライしてみようと思っています。そして色んな人たちと、予期せぬ楽しいことができればと、思っています。
現在は物件契約を終え、心強い設計士さんや工務店さんなどとご相談しながら準備をしているところです。秋頃にはできているといいなと思いますが、また随時ご報告できたらなと思っています。
冒頭の写真は全く物件には関係のない、最近訪れた二度目のアイスランドの写真です。また旅の振り返り記事も書いてみたいなと思っています。