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Remnants of a house

ある家の図譜 Remnants of a house

2022年春にオープンした奈良県天理市の「なら歴史芸術文化村」。

同施設初の滞在アーティストである中尾美園さんの成果発表展「ある家の図譜」のフライヤーおよび展示関連物の撮影ディレクション、デザインを担当しました。

中尾さんは、普段価値が見出されることのない昭和の住宅から断片を採取し、整理し、絵に書き写されます。綺麗に切り取られた住宅の断片は、まるで何か価値あるもののようにそこに佇み、中尾さんによって緻密に模写された絵は、実物よりもそのものの情報を含んでいます。

ガラス越しに守られた展示室で、さも貴重な資料のように佇む「断片たち」。それを覗き込む私たちは、また昭和の住宅を見る時とは異なり、文化財を見るような眼差しになるかもしれません。そんな中尾さんからの物の価値や見方の問いかけを、メインビジュアルとしました。

CREDIT
Coordinator|Yuka Iimura 
Photographer|Natsumi Kinugasa
Designer|Sakiko Nagasuna