滋賀県湖南市のDONGREE BOOKS & STORY CAFEのプロジェクト「栞本」。ロゴとしおりの作成をしました。

栞本プロジェクトとは、本との思い出をしおりに記してお気に入りのページに挟み、DONGREEに寄贈するというもの。誰かの徳書体験が綴られたしおりが挟まった本は「栞本」として、DONGREEに並んで行く。カフェを訪れるお客さんが、本としおりから、新たな読書体験ができるというDONGREE発案のプロジェクトです。

「あなたの読書体験を誰かにつなげてくれる、世界でたったひとつだけの本」

栞は元々「目印」や「案内役」の意味をもち、「誰かの想いがつまった栞本」の目印となるようなマークを作成したいと考えました。本の語源を調べると、Bookの語源はブナの木（beech)・フランス語のLibreはラテン語の樹皮の内側の薄い皮（libre）が変化したものと、どれも植物に由来したものであることがわかります。また昔の書籍には植物模様が多く用いられていることからも、広がり続ける唐草模様用いて、栞本が人へと想いをつないでいく様子を表現し、形状はしおりに展開しやすい図書ラベルのようなイメージで作成しました。