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NISHIJIN555

西陣555年

2022年は「西陣」呼称555周年の節目を迎えます。周年ロゴやポスターのデザインを担当しました。

「西陣」という言葉の発祥は、1467年応仁の乱まで遡ります。京都では5世紀から織物が作られていましたが、応仁の乱で焼け野原となり、職人も大阪へ離散したと言われています。そして戦後、西軍の本陣があった場所に、織匠が再結集し生産を再開したことから西陣という呼称が定着しました。⁡西陣には、織物にまつわる職人・技術が結集しています。織物を作るための道具を作る方、糸を染める方、織る方…私たちが想像するよりもはるかに多くの工程がそこに存在し、多くの職人の技術をあわせることで、織物を生み出しています。
⁡ロゴ・ポスターのデザインは、織組織である経糸と緯糸の交差と、街の碁盤目のイメージをかけあわせ、多くの職人の技術を合わせて織物を生み出してきた、西陣の共創を表現しました。拡張していく糸は、ポスターを掲示される織匠の皆さまを繋いでいくこともイメージしています。この555周年を機に西陣が一丸となって、歴史と伝統を未来につなげていくという西陣織組合の強い意思も込めています。
京都新聞や業界紙の染織新報にも掲載いただきました。
CREDIT

Client|西陣織組合
Photographer|Kugahiro Kawamoto
Designer|Sakiko Nagasuna (SUNA)